HMPL ブランドストーリー

投稿日:2024-05-10 | 最終更新日:2024-05-15

今回、カナダはバンクーバーを拠点に活動しているHMPLを紹介します。

ここにHMPLのSHOPがあります↑

オーナーのMattは以前からブリトーハウスをフォローしコンセプトを理解してくれていたので、とてもスムーズにお取引を始めることができました。

ところで「HMPL」は何の略だと思います?

答えは「Heavy Metal Parking Lot(ヘビー・メタル・パーキング・ロット)」。

これは1980年代のJudas Priestのライヴで、Parking Lot Cultureを掘り下げた古いショートフィルムにインスパイアされたもの。ある日、Mattと何人かの仲間がRed BullのMini-Drome eventに参加するために集まったとき、この名前が思い浮かんだそうです。

彼にとって人生とは、ビジネスを経営すること、2つのパンク・バンドで精力的に活動すること、そして森の中で寝泊まりしながら友人たちとバイクに乗る時間を見つけることの間で、可能な限りベストなバランスを取ることだそう。

HMPLのスタートは2012年。マット・チャーチルとスコット・シュナイダー(彼はその後、別のプロジェクトに移った)が、バックパックを背負ってビーチまで走るのにうんざりしていたため、トラックバイクに簡単に取り付けられるバッグを作りたいという思いから始まりました。

当時は、今では一般的になった「バイクパッキング」という言葉はまだ存在せず、ベストバッグの選択肢は限られていたようです。

その後彼らは地元のレジェンド、Skull Skatesとバックパックでコラボしたり、Arc’teryxのバッグを作ったり。

Mattの印象に残っているプロジェクトは、レッドブル・ミュージック・アカデミーのために、1ヶ月という厳しい納期の中で300個のバックパックを製作したこと。

自転車ツアーのようなチャレンジングな経験で、楽しい瞬間もあれば、なぜこんなことを引き受けたのか不思議に思う瞬間もあったようです。

結果としてこのプロジェクトはMattに縫製作業や厳しいスケジュールに関する貴重な洞察を与えてくれました。

Matt曰くハードルはあるものの、小さなインディペンデントブランドであることの最大の魅力は、毎日好きなことを仕事にできること。彼は楽しい仕事と避けたい仕事のバランスをうまくとることにやりがいを感じています。彼はスタジオでの毎日を楽しみにしているし、自分のために働くことで得られる充実感は何物にも代えがたいそう。

私もMattと同じ気持ちです。インディペンデントであり続けるのは大変ですが、自分でコントロールできる事が多い仕事は充実感をもたらしてくれます。

自転車というコミュケーションツールを通じてカルチャーに入り、日本だけでなく世界中の自転車好きと繋がることが出来始めています。

そんなMattがオーナーのHMPL。「スモールビジネス」同士、末長くお付き合いできればなと思います。

ちなみに何で「Basket Bag」を最初に選んだのか?それは私がWALD愛好家だからです!