投稿日:2024-09-30 | 最終更新日:2024-10-01
世界観が独特なSan Util Design。発音は「サンユーティルデザイン」。
アメリカはコロラド州、WINTER PARKで1つ1つ手作りされています。
コロラドという土地柄か、MTB寄りのウエストバッグやSki Touring用のバックパックのバリエーションが多いです。そのラインナップの中で比較的バイクパッキングとして使える、パニアバッグも展開しています。
今回はSan Util Designのパニアバッグ、「Light Weight Panniers」1年間の使用レポートを記していきます。
まず日本で展開されている多くの「パニアバッグ」と違う点。
それは取り付けがVOILEストラップを使用するところ。頻繁な着脱には向きません。当然「自転車を降りた後はバックパックとして」みたいな使い方もできません。
そういう点では不便ですが、その反面外れる心配がありません。私は今まで様々なブランドのパニアバッグを使用してきましたが、取り外しが簡単=走行中に外れる可能性が…
街中の段差でも外れる事があり、信号待ちに必ず確認していたほど。
San Util Designのパニアは一度も外れたことがありません。もちろんVOILEを外れないようにしっかりと止める必要はあります。
シンプルな作り。
私はほぼ付けっぱなしにしていました。
キャンプで寝ている間に雨が降っている時、中身はテントに移動しパニアは付けっぱなし。
Light Weight Panniersの良いところは、とてつもなくシンプルなところ。開閉はロールトップ。一室仕様でジッパーもありません。その分耐水性高し。
雨の中何時間も放置すれば縫い目から浸水しますが、それはどのバッグも同じ。
完全防水を望むならあのブランドを選んだほうが良いかも。San Util Designのパニアはロマンがあり、所有欲を満たしてくれ、通常に使う分には問題ない防水性があります。
使い勝手。
ここは人によって分かれるのかなと。お伝えしたとおり、このパニアは付けっぱなし。なので普段入れているものは、頻繁に出し入れしないパンク修理用グッズやファーストエイド類など。
ただキャンプ等の大量の荷物を運ぶ場合は真価発揮。Helinoxのチェアツーであれば縦に入り、ロールトップ可能。横にまだ入るスペースあり。公式サイトによると7.5L、最大で12Lの容量。ロールトップすることも考えると最大10L前後かなと。
あとあまりマチがあまりないのも使いやすい。一見マイナスポイントに聞こえますが、これにより荷物が横に膨らまない。パニアって想像以上に幅取るので、何でもかんでも大きいのが正義とは思わない派です。
さて約1年間使用した私のパニア。
選んだのはあえて汚れが目立つであろう、Golden Dazeというカラー。要は黄色です。私のWALDバッグもGolden Dazeなので、比較すると日焼けして色が薄くなってるのが分かります。でも比較対象が無いと分からないかも。
タイヤ側はどうしても汚れます。ところどころ油汚れも。ですが正直思っていたほど汚れていないイメージ。おそらく数回、長時間雨の中に放置したので汚れが落ちた説も。気になる場合は普通に手洗いすれば、綺麗な状態をキープできるはず。
ちなみに私は片パニア派。なんででしょうね。片パニアだと全体のバランスがいい。私のフロントラックはSURLYのNice Rack。片パニアにすると反対側が空きます。そこにドライバッグに入れたテントなど、パニアには入らないサイズのものをくくりつけます。
今の所盗難にもあっていません。派手なカラーのおかげかもしれません。
結論としてSan Util DesignのLight Weight Panniersは私のお気に入りとなりました。ちょっと不便なところも愛おしい。
長くなりましたがこれで私のパニアレポートを終わります。最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!
San Util Designの商品はこちら。